アンティークウォッチとは
一般的には100年以上を経過した物をアンティークといいます。
しかし、こと時計に関しては、アンティークの線引きが少々違うようです。
現代の時計の機構、構造は16世紀の時計師ブレゲの時代に確立されています。
その時代の時計に、現在、行方不明となっていますがマリー・アントワネットがブレゲに発注した超複雑懐中時計があります。
彼女はその時計の完成を見ることなく断頭台刑となった話はあまりに有名な逸話となっています。
時代は置時計から懐中時計、腕時計へとサイズダウンと高精度化が進み1940〜1950年代腕時計の黄金期を迎えることとなります。
現在のように誰もが持つ道具と違い使い捨てするものではありませんでした。
その作りの良さから何世代にも継承できるものとなっており、このような性格の道具、いや、作品の製作費は、現在の比較にならない非常に高価なものでした。
1969年、クオーツ時計の出現により、機械式時計の製造は大打撃を受け一時衰退しました。
しかし1970年後半より、吸収合併を繰り返しながら、分業化へ、大量生産化することで製作費を押さえ、新機種を多数発表しながら、現在では復興したと言えるでしょう。
機械式時計の物作りを検証すると、クオーツ時計の出現の前と後では大きな相違があるのは事実です。
このような観点からアンティークと呼べる時計は、1970年代クオーツ時計ができる前の物であると言えます。
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ラベル:アンティークウォッチ